本を出しました。
※自費で。
※厳密には、本というより『ZINE』。
ZINEというのは、個人が発行する雑誌・小冊子全般のことで、"magazine" "fanzine(ミュージシャンやスポーツチームのファンなどが作るファン雑誌、の意味)" の語尾が語源。
アメリカ・ポートランドのスケーター(スケートボードやってる人ね)が、スケートカルチャーに関する冊子を自分で作り始めたのがZINEの起こり。
しかし今では、ZINE作りはスケーターの枠を超え、クリエイター全般に広まっている。
自分の興味のあることを特集したり、自分のイラスト、写真、漫画、小説、詩などを発表するツールとして、ZINEはアメリカ国内&海外でも関心を集めている。
美容院に置いてある雑誌のカルチャーコーナーとか、こだわり系ブックストアの一画なんかで『ZINE』という言葉を見る機会はあったけど、その時は「ふーん」くらいにしか思っていなかった。
イラストレーター、画家、写真家、グラフィックデザイナーのようなアートのプロが、出版社に縛られずに自分の作品を見せたくて作るものなんだなー、会社員やってるだけの私なんかが作ってもしょうがないなー、という意味の「ふーん」です。
でも今年の2月、たまたま阿佐ヶ谷の映画館のロビーで、このチラシを発見した。
MZ = MOUNT ZINE というイベントのチラシである(しゃれおつ)。
MOUNT tokyo というZINE専門店が主催するイベントだという。
ドリンクを飲みながらZINEを見て、時間帯によってはZINEを作った人と交流もできるという催しで、半年に一回ペースで行われているとのこと。
しかも今回は、出品されたZINEのうち先着100冊を、アメリカのロサンゼルスで行われるZINEフェスティバルにも出品してもらえるという特典がある。
プロのクリエイターが作ったZINEを見られるイベントってことかな、しかもL.A.のフェスティバルとも連携しているとは。
本もビジュアルブックも好きだし、見に行ってみようか、という気持ちで、イベントのサイトに行ってみると。
ん? 敷居が低い?
「これから作ってみようと考えている方も大歓迎」?
イベントの日程を見ると、5月20日(土)、21日(日)。
ってことは……仕事として作品作りをする時間がとれない会社員でも、ゴールデンウィークを使えば、できなくもない?
そして私は3月、エントリーしてしまった。
ギリギリで、L.A.に出してもらえる100冊に入った(会費の支払いが翌日だったら恐らく漏れてた)。
ゴールデンウィークにどこにも行かず、できたのがこれ。
COOLじゃないJAPANを、ユルく紹介する感じのZINE。
全ページ 英語・日本語 併記。
800円。
もっと安くできればよかったんだが、時間がなくてそこまで研究する余裕がなく orz
作者名は「UKIYO PRESS」です。
水溶きかたくり子をローマ字で何度も書くのしんどい=読むのもしんどいだろうからねっ。
もやは一人出版社状態。
なお、同名義のインスタも開設しました。
アプリなくても、ここから見られる模様:
http://hviv.org/user/5469187091
このZINEは先週のMOUNT ZINE 13でお披露目となり、6月~11月まで MOUNT tokyo(東急東横線 都立大学駅から徒歩7分ぐらい)およびMOUNTのウェブサイトで販売される。
(MOUNT ZINE 始まる前にブログで告知しろよって話ですよね。すいません。)
そして今頃は、L.A.のZINEフェスティバルに並んでいる……。
どうなる、私のZINE!!
※MOUNTウェブサイトでの販売始まったら、情報追加します(そして制作を振り返って反省点をまとめたりもしたい)。
↓ MOUNT tokyo=リアル店舗の情報はこちら↓
場所:
https://zine.mount.co.jp/shop/
営業・休業情報:
https://twitter.com/mount_co_jp?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fmount.co.jp%2F